あきないおいしさ、100年先も。
実はこのパイ、
職人技で144層。
当店は製造設備の投資に積極的です。
しかし、どうしても手仕事が必要なお菓子があります。
それが36年続く、マロンパイ。
職人技を継承して、この味を100年先も。
大量生産できない。
だから継承する。
36年も続いているお菓子なので「ベーレンといえばマロンパイ!」とのお声も、いただきます。
おなじみのお菓子ではあるものの、実は「珍しい」お菓子でもあります。
なぜなら現在では国内でも、パイ生地を織れるパティシエが少なくなっているから。
しかし当店では、職人技で144層の生地を織っています。
店内で生地を織れるから、生地の味を調整できます。
(塩が、強めなんです。)
マロンパイ全体のバランスを整えるためには、手仕事が必要。
私たちベーレンはこの味を100年先にも届けるため、技術を継承しています。
ドイツ菓子BEEREN
とは
ベーレンのルーツは、ドイツ菓子。
「ドイツ菓子らしさ」はPRに使いませんが、パティシエ達の考え方に息づいています。
それは素材を大事に、ごまかさないこと。
素材を大切に。
ごまかさない。
ドイツ菓子らしさは、フランス菓子と対比させると分かりやすいです。
フランス菓子は、ジュレ文化。
ソースやジュレがお菓子を彩り、見た目で楽しめます。
一方のドイツ菓子が大事にするのは、素材の味。
素材の特徴をごまかさず、風味を大切にします。
当店にも、フランス菓子の影響を受けた美しいお菓子はあります。
しかしおいしさの基準は、素材の味が活き、調和がとれているか。
遠くドイツから、神戸へ、そしてこの豊田に。
ドイツ菓子の考え方は、ベーレンの菓子づくりに息づいています。
生クリーム3兄弟と、
よつ葉バターの秘密
当店の生クリームは、中沢乳業のクリーム3種をブレンド。
バターは、よつ葉バターを使用しています。
どちらも、洋酒の風味を活かすための選択。
クセがなく本来の味がする素材を、私たちは選びます。
「一口目が」ではなく、
「最後まで」おいしい。
風味とは、なんでしょう?
たとえばショートケーキの風味は、洋酒。
砂糖が控えめなのに甘く感じる理由は、洋酒の風味が香るから。
あるいは、香りのしないメロンを想像してみてください。
ただ甘いだけでは味気なく、本来の芳醇な香りが恋しくなるでしょう。
そう。
風味とは、おいしさを決定づける香りのこと。
クセの強いバターを使えば、最初のインパクトはあるかもしれません。
しかし私たちは、風味を守ることを優先します。
飽きないおいしさを目指しているからです。
チェリーの冒険30年、
新発見は?
そのチェリーは2年間、ブランデーの中で待っていた。
ある朝チョコにくるまれ、さぁ出発。
あなたの口に入る前には、溶けて極上のシロップに。
・・・うまいんだ、これが。
未体験のお菓子と、
おいしさの発見。
このチェリーボンボンも、30年つづく個性的な菓子です。
そして私たちは伝統を守るだけではなく、未体験の味を追い続けています。
2年間、出番を待ったチェリーから溶け出すその味は、もはや1つの"発見"。
同じように今、ショコラに新たな"発見"です。
「ボンボンショコラ」は、口どけにご注目。
きっと未体験のなめらかさに、遭遇するでしょう。
なめらかさの秘密は、製法に。
チョコレートと生クリームを真空でまぜ、ねかせる時間は合計48H以上。
創業者の岩本だけでなく、私たちベーレンは
パティシエ達が遭遇した新しい"発見"を、お客さまにお届けしていきます。
クッキーの焼きに
味の基準があらわれる
創業者の岩本は17歳のころ、ある菓子を食べて決心しました。
この美味しいクッキーを作る人間になろう、と。
クッキーは、ベーレンの原動力であると同時に当店にとって「味の基準」でもあります。
生地の数だけ、
焼きの入れ方がある
温度・湿度の影響を強く受ける、洋菓子。
そうした中、クッキーは比較的「安定」して製造できます。
一方でクッキーは、焼きの付け方が味を決めます。
チョコのクッキーなら、バターよりもチョコの風味を活かす。
ナッツがあれば、香ばしさを引き出す・・・。
安定製造しやすく、焼きで味を調整できる。
だからクッキーには、そのお店の「基準」が出やすいと言われます。
当店はクッキーの種類が多く、味もさまざま。
しかし全て、ベーレンの基準にかなう自信作です。
100年愛されるお店を目指して
「ベーレンって、なんかおいしい。」
常連のお客様からいただいた、うれしい言葉です。
職人技や、素材、味の考え方、そして新たな発見。
全てがこの「なんかおいしい。」を実現するためにあります。
一時期だけ愛でられるお菓子よりも
長い月日、愛されるお菓子を。
100年先も変わらないマロンパイと、時代に合ったお菓子の体験をご用意し、
お客さまをお待ちしております。